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- 猫のブラッシングの効果は?ブラッシングの方法やポイントを解説!
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「猫にブラッシングをしたいけど、やり方やポイントが分からない」そのように考えたことはありませんか?
この記事では、ブラッシングの効果からブラシの種類まで、猫にとって最適なブラッシング方法をお伝えします。
猫と幸せな時間を過ごすために、ぜひ最後までご覧ください。
ブラッシングの効果は?
猫はブラッシング好きなイメージがあり、そこから自分でもやってみたいと考える飼い主の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではブラッシングの効果について、3つの観点でご紹介します。
健康状態を確認できる
ブラッシングは猫と直接触れ合うため、猫の健康状態を確認できるよい機会です。
ブラッシングで毛をかき分けるため、皮膚炎を患っていないか、ダニやノミなどの寄生虫がいないかなどを知るきっかけにつながります。また、ケガを発見する機会にもなるでしょう。
もしブラッシング中に寄生虫や皮膚炎などの異常に気付いたら、早めに動物病院の受診をしましょう。
被毛を美しくできる
ブラッシングをすることで、被毛についた汚れやごみが取り除かれて清潔になり、毛並みを美しく保てます。
また、毛玉が取り除かれるため、皮膚の蒸れを防ぎ、皮膚病の予防にもつながります。
コミュニケーションが取れる
猫は互いに毛づくろいをし合ってコミュニケーションを取っています。猫にとってのブラッシングはコミュニケーション手段の一環です。
猫が仲間同士で行う毛づくろいには、愛情や信頼の意味があります。つまりブラッシングをすることで、猫との信頼関係を構築する効果にもつながるのです。
猫の様子を見ながら、ブラッシングでコミュニケーションを取ってみましょう。
ブラッシングの頻度は?
ブラッシングの適切な頻度は、その目的に応じて違います。
・スキンシップが取りたい場合
スキンシップや信頼関係を構築したい場合のブラッシングは、毎日続けましょう。
一方で、毎日しっかりとブラッシングをしてしまうと、正常に生えている毛まで取れてしまいます。スキンシップが目的の場合は、軽くさまざまな箇所をブラッシングしましょう。
・抜け毛が多く毛球症を予防したい時
猫の毛球症を予防したい場合には、猫の種類に応じて頻度を調整しましょう。長毛種なら毎日、短毛種なら週に2・3回のブラッシングが目安です。
一般的に3月と11月頃には換毛期になり、よく毛が抜けます。
猫の抜け毛の量は、猫に応じて違います。愛猫の抜け毛を観察し、量が多い場合には定期的にブラッシングをしましょう。
ブラッシングの方法は?
無理なくブラッシングをするにはどのようにしたらよいのでしょうか。
ここでは、具体的なブラッシングの方法をご紹介します。
猫を落ち着かせる
ブラッシングをする際、最初に猫を落ち着かせることが大切です。陽の光がよく当たる、猫がリラックスできるような時間や場所を選ぶことがおすすめです。
加えて、ブラッシングした後の毛が掃除しやすい場所だとベストでしょう。
一方で、ベランダは猫の脱走リスクがあるためおすすめしません。脱走する危険性のない、玄関や窓辺だと安全に行えます。
また初めてブラッシングをする際には、猫に前もってブラシを見せてじゃれさせたり、かじらせたりしておき、ブラシが怖いものでないことを分かってもらいます。
そして嫌がる様子を見せたらすぐに止め、猫のメンタルにも配慮して行いましょう。
喜ぶ場所から始める
猫が落ち着き、準備が整ったらブラッシングを開始します。
猫が触られて嬉しそうな場所からブラッシングをしましょう。後頭部や顎の下などは、猫が嫌がらずに触らせるため、そこから始めてみることが最適です。
ブラッシングは頭の後ろから背中にかけて行います。お尻は触られることを嫌がる猫も多いため、力を入れずにスッとブラッシングをしましょう。
他にも、足先や尻尾、お腹は嫌がる猫も多いため、様子を見ながら行います。
足や顔周りはコームを使う
足や顔回りをとかす際には、皮膚にコームを直角に当てて優しくとかします。
顔周りは、頬や耳の後ろを顔の中心から外側へ向かってとかしてあげるとよいでしょう。
比較的顔周りは猫が触られても嫌がらない場所ではありますが、もし嫌がる素ぶりを見せたらすぐに止めることが大切です。
ブラッシングのポイント
ブラッシングをする際にはいくつかのポイントがあることをご存じでしょうか。
ここでは、注意する点も交えつつご紹介します。
長時間のブラッシングは控える
ブラッシングを初めて行う際には、数分程度のブラッシングから始めるようにしましょう。
猫が嫌がらず、比較的触りやすい後頭部や顎の下などから始めることが最適です。
いきなりお尻やお腹、尻尾などをブラッシングすると猫が嫌がってしまいます。
猫が嫌がらない部位からブラッシングをはじめ、慣れてきたら徐々に時間を長くしましょう。
無理強いしない
ブラッシングを嫌がる猫には、無理強いをしてはいけません。
中にはブラッシングに恐怖心を持っている猫もいます。
そのような猫にブラッシングをする際には、櫛から始めてみるとよいでしょう。そして櫛に慣れてきたら、徐々にブラシに移行します。
またブラッシングに慣れている猫でも、長時間同じ姿勢でいると不満が溜まってくることもあります。
体が硬くなり、尻尾が激しく動き出すことは「イヤ」のサインです。
猫の拒絶サインを見逃さないようにし、適切なタイミングでブラッシングを終了するようにしましょう。
ブラシの種類
猫をブラッシングする際に用いるブラシについてご説明します。
愛猫が長毛種か短毛種かで、適切なブラシも違います。
購入する際の参考にしましょう。
ラバーブラシ
ラバーブラシとは、ゴム(シリコン)で作られた柔らかい素材のブラシです。
素材の摩擦力を利用してブラッシングが可能であり、猫もマッサージをされているかのような感覚を味わえるでしょう。
ラバーブラシは、特に短毛種におすすめです。また、過去にブラッシングで皮膚が引っかかれたり、毛を引っ張られたりなどの痛い経験をしてしまっている猫にも使いやすい種類です。
ラバーブラシは突起も柔らかいため、痛い思いをさせずにブラッシングができます。
ピンブラシ
ピンブラシとは、人間用のヘアブラシにピンが植え付けてあるような形状です。
ピンブラシは、被毛が絡まってしまった際に利用されます。
ピンブラシは、長毛種・短毛種共に使用が可能です。
ピンの先が丸いブラシもあるため、猫の皮膚へ刺激を与えずにブラッシングが可能であり、子猫にもおすすめな道具です。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは、長方形の土台にピンがたくさん植え付けてあるブラシです。
長毛種のもつれてしまった毛玉をしっかりと取れます。
一方で、力を入れてブラッシングをしてしまうと、猫の皮膚を傷つけてしまうでしょう。
痛い思いをした猫は、ブラッシングへ恐怖心を覚えてしまいます。
スリッカーブラシでブラッシングする際には、「優しく少しずつ」毛をほぐすことが大切です。
まとめ
ここまで、猫のブラッシングについてご紹介してきました。
全体を通じて大切にすることは、猫の様子を見て嫌がらないように意識することです。
猫の種類に応じてブラッシングをする際の注意点や用いる道具などは違います。
猫はブラッシングが好きであると思い込むことは止め、猫が気持ちよくブラッシングを受けられるように工夫します。
猫も飼い主も両方が無理なくブラッシングできるような、最適な方法を見つけましょう。
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