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- 犬の肥満の原因やリスクは?ダイエットのポイントをご紹介!
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犬を飼ったら、一日でも長く一緒にいたいものです。犬の健康維持のために欠かせないことの一つとして、肥満予防が挙げられます。
そこで今回は、犬の肥満の原因やリスク、ダイエットのポイントをご紹介します。
肥満の原因は?
犬が肥満になる原因はさまざまです。
主な原因としては以下が挙げられます。
・食べ物の与え過ぎ
・運動不足
・去勢手術や避妊手術の影響
それぞれの原因について詳しく解説します。
食べ物の与え過ぎ
一つ目の理由として、食べ物の与え過ぎが挙げられます。人間も犬も、必要以上の食事は肥満の原因です。
食べ物を与え過ぎてしまう原因としては、人間の食べ物のおすそ分けやおやつの与え過ぎが考えられます。特に、人間の食べ物は油や脂質の多いことが多く、少しの量でも犬にとっては高カロリーになりかねません。また、つい可愛いからとおやつをあげ過ぎてしまうと、肥満になることがあります。
運動不足
運動不足も肥満を招く原因です。なぜなら、運動不足になると筋肉量の低下を引き起こすためです。
遊ぶことが目的のカジュアルな「散歩」と、健康維持が目的の「運動」は別と考えます。お散歩は運動不足の解消やストレス発散に役立ちますが、健康維持の運動には物足りない可能性があります。
毎日、適切な量のお散歩やボール遊びなどで体を動かし、運動不足にならないように気をつけてあげましょう。
去勢手術や避妊手術の影響
去勢手術や避妊手術の影響で肥満になることもあります。なぜなら、ホルモンバランスの影響で、手術後は太りやすくなるためです。
手術前と同じ食事量を与えているとカロリー過多になることがあります。もし去勢手術や避妊手術をした場合には、食事量を減らすか手術後用の餌に変えるようにしましょう。量やおすすめのフードについては、獣医師と相談しつつ、体重の変動を見ながら判断するとよいでしょう。
犬の肥満のリスクは?
犬に限らず、肥満になるとさまざまなリスクが伴います。犬の肥満のリスクとしては、主に以下が挙げられます。
・足腰への負担
・心臓への負担
・呼吸器への負担
それぞれのリスクについて詳しく解説します。
足腰への負担
肥満になると、足腰への負担が増加します。犬の足は細く、少しの体重増加でも足腰には大きな負担がかかります。肥満は、犬の腰・膝・肩・ひじに重度の関節炎を引き起こすリスクがあるのです。
また、関節炎を引き起こすと骨関節炎や椎間板ヘルニアなどの病気を発症するリスクが上がります。これらの病気は歩行困難になるリスクもあり、非常に危険です。
生涯愛犬が元気に歩けるように、肥満の予防または改善をしましょう。
心臓への負担
心臓への負担のリスクもあります。心臓に大きな負担がかかる理由は、肥満で体が大きくなると、身体はより多くの血液を必要とするためです。多くの血液が必要になると、血液を送り出す心臓や血管に大きな負担がかかります。
心臓への負担が大きくなると、心機能障害や高血圧を引き起こすリスクが高まります。これらの症状は、命に関わる可能性がある大きな病気です。
大病を患う前に肥満を改善し、長く健康で暮らせるようにしましょう。
呼吸器への負担
呼吸器への負担も肥満によるリスクの一つです。なぜなら、頚部に脂肪が付くと気管を圧迫してしまうためです。
肥満は脂肪が増えた状態であり、脂肪が付き過ぎるとさまざまな器官に悪影響を及ぼします。頚部に脂肪が付いて気管が圧迫されると、肺で酸素と二酸化炭素の交換がうまくできなくなる「換気障害」を引き起こすリスクが高まります。換気障害も命に関わる重大な病気です。
愛犬のためにも肥満は予防または改善しましょう。
ダイエットを始める基準は?
肥満とは、余分な脂肪が付いて体重が増加している状態です。適正体重の15~30%を超える脂肪が付くと、肥満と認定されます。
とはいえ、犬は犬種に応じて体格に差があり、個体差も大きいため適正体重の明確化が困難といえます。
そこで、ダイエットを始める基準がボディ・コンディション・スコア(BCS)です。肋骨や腰周りの皮下脂肪の厚さとウエストの形で、栄養状態を数字で表す方法です。痩せ過ぎを1、肥満を5として5段階で表示され、理想体型である3がベストとされています。そのため、BCS4以上の場合はダイエットをした方がよいでしょう。
ダイエットのポイント|食事
食事におけるダイエットのポイントは以下の通りです。
・適切な食事量を守る
・ドッグフードを見直す
・食事回数を細かくする
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
適切な食事量を守る
食事は多過ぎても少な過ぎてもよくありません。一日に摂取するカロリーをしっかりと把握し、適切な食事量を守りましょう。
特に、おやつのあげ過ぎには気をつけます。おやつをあげる際には、パッケージに記載されている量を守ります。カロリー過多になるような、おやつのあげ過ぎは厳禁です。主食のドッグフードを減らしておやつを増やすことがないようにしましょう。
また、人間の食事を与えないことも大切です。人間の食事は味が濃く、犬にとってはカロリーの高いものが多いため、肥満の大きな原因です。
ドッグフードを見直す
ドッグフードを見直すこともダイエット方法の一つです。体重を減らしたい時には、ダイエット用のフードに切り替えることがおすすめです。
ダイエット用のフードは低カロリーでありながら、必要な栄養素を補給できます。栄養面を考慮しつつ、ダイエットをしたい場合は低脂肪・高繊維食がおすすめです。
また、去勢手術や避妊手術が原因の肥満には、手術をした犬用のドッグフードに切り替えましょう。ホルモンバランスを整えつつ、低カロリーでも十分な食事量を与えられます。
食事回数を細かくする
食事回数を細かくすることもダイエットにつながります。なぜなら、食事回数を細かくすることで血糖値が大幅に下がることを防ぎ、空腹感を感じさせないようにできるためです。
空腹感が続くと内臓の活動が低下する上、基礎代謝も下がってしまいます。代謝が下がると痩せにくいことは、犬も人間も同じです。
また、極度の空腹は犬にとってストレスです。ストレスは心身に悪影響を及ぼしかねないため、食事回数を細かくすることは健康維持にも役立ちます。
ダイエットのポイント|運動
健康的にダイエットをするためには適度な運動も欠かせません。運動におけるダイエットのポイントは以下の2点です。
・散歩のコースを見直す
・散歩の時間を長めにする
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
散歩のコースを見直す
散歩のコースを見直して、「散歩」ではなく「運動」になるようにしましょう。
ダイエットによい散歩としては、散歩コースに坂道や階段を取り入れることがおすすめです。坂道や階段を利用することで筋肉が付きます。筋肉量が増えることで代謝が上がり、カロリー消費を増やすことにつながるため、ダイエットになるのです。
散歩の時間を長めにする
散歩の時間を長めにすることもダイエットのポイントです。なぜなら、運動不足になる原因として散歩の時間が短いことも考えられます。
ダイエットによい運動時間は、小型犬は30〜60分を1日2回、中〜大型犬は60分以上を1日2回が目安です。散歩の時間が取れない場合は、週末のドッグランやお出かけなどでカバーして運動不足にならないようにしてあげましょう。
まとめ
犬にとって肥満はさまざまなリスクがあり、命に関わる重大な病気を引き起こす可能性があります。肥満でよいことはありません。適切な食事や運動をし、肥満を予防しましょう。
肥満になった場合は、ドッグフードの質や量を見直したり、運動時間を増やしたりするなどの工夫をして、愛犬のストレスにならないようにダイエットをしましょう。
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