2023.06.16

犬のケージはなぜいるの?3つのタイプと選ぶときの視点を詳しく解説

犬のケージはなぜいるの?3つのタイプと選ぶときの視点を詳しく解説

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    犬や猫を室内で飼うときに、ケージを用意する必要性が分からないという方もいると思います。しかし、ケージはペットの快適な空間作りに欠かせません。
    今回の記事を読むことで、ケージの必要性やペットのことを考えた選び方が分かります。
    ケージの種類や特徴についてまとめているため、ぜひご参考にしてください。

    犬や猫用のケージはなぜいるのか 

    犬や猫を飼おうとしている方には、なるべくケージを用意したくないと考えている方もいるのではないでしょうか。
    閉じ込めるのは可哀そうだと考えてしまったり、家が狭くなるのを嫌ったりしている可能性もありますが、ケージは犬を飼う上で用意しておいたほうがよいツールです。
    ここでは、犬を飼う際にケージが必要な理由を解説します。

    リラックスしてもらうため

    犬は縄張り意識を持つ動物のため、自分がリラックスできる生活空間を欲します。
    私たち人間が「ケージに入れることはかわいそう」と思って室内で放し飼いにしていると、犬はリラックスできる場所を作れません。
    縄張りに侵入してくる人間や物に慣れている犬がいれば、慣れない犬もいます。
    室内のちょっとした変化にずっと反応を続けていたら、疲れてしまうのです。
    リラックス気分を味わってもらうためにも、犬にとって自分のテリトリーとなるケージを用意してあげましょう。

    誤飲や誤食を防止するため

    人間が暮らす空間と犬の暮らす空間が常に同じ状態だと、誤飲や誤食をするおそれがあります。
    ヒモ状のもの、先端のとがったもの、タバコなどは特に危険度が高いといえるでしょう。
    誤飲や誤食の後数時間以内で症状が出るものもあれば、数日後に症状が現れるものもあります。
    ほかにも、子犬が電気のコードにかみついて感電してしまうおそれがあったり、スリッパや靴下も布を誤飲したりするおそれがあります。
    ケージを活用することで、犬が誤飲や誤食をしにくい環境づくりに役立つのです。

    飼い主の不在時や睡眠時に身を守るため

    ケージは、飼い主が不在のときや睡眠中に、犬の身を守るために重要です。
    飼い主の目が届かないときに犬をケージに入れておくことで、トラブルを未然に防ぎます。
    たとえば、小さい子どもが犬にいたずらをすることや、脱走してしまうなどのトラブルが考えられます。
    ケージに入ると落ち着かない犬もいるため、飼い主さんの匂いがついた衣類を入れてあげましょう。多くの犬は、自分の匂いがついた場所よりも、大好きな飼い主さんの匂いがする場所を好みます。

    災害時に備えるため

    地震や台風などの災害が多い日本では、ペットの防災グッズも需要が高まっています。災害時、犬をケージに入れなければ入れてくれない避難場所があるため、準備が必要です。
    過去の災害では、犬と飼い主さんが離れ離れになることがあります。飼い主さんと離れ離れになった犬を保護するためには、労力と時間が必要です。
    犬や猫の命をつなぐために置き餌をすると、カラスやアライグマなどの野生動物をおびきよせてしまいます。
    環境省は、「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を設けています。
    普段から犬や猫をケージに入れておき、災害時に備えましょう。

    いろいろなケージのタイプ 

    犬のケージにはいろいろな種類があるため、選ぶ前に種類を知りたい方もいると思います。
    ここでは、一般的なケージタイプから持ち運べるクレートタイプまで、いろいろな種類をご紹介します。それぞれメリットがあるため、一通り確認しておくことで、ケージを選ぶ際に視野が広がるでしょう。

    一般的なケージタイプ

    一般的なケージタイプとは、天井から床まで全てが覆われている檻状のものです。
    飼い主さんが簡単に外せるドアロック付きのケージなら、脱走しにくいだけではなく犬も安心しやすくなります。
    天井板がフルオープンするものを選べば、出し入れが簡単なうえ犬とコミュニケーションが取りやすくなります。
    出入り口が2箇所あるタイプなら、掃除や犬が出入りする際に便利です。
    ケージの色は白や茶色などさまざまにあるため、ご家庭のインテリアに合わせた色を選ぶことが可能です。

    開放感のあるサークルタイプ

    四方が柵で覆われていて天井が開いているサークルタイプは、移動しやすいため掃除が楽です。
    複数枚の柵が合わさったサークルなら、設置する場所や犬の成長に合わせて広さを変えることも可能です。
    また、サークルは天井部分が開いているため、犬にとっても開放感があります。
    天井まで覆うケージタイプと同様にさまざまなデザインがあるため、アレンジしやすく自由度が高いです。
    サークルを設置した際、周りの空間とデザインをそろえたり、おしゃれなジョイントマットを設置したりして、アレンジする飼い主さんがいます。

    持ち運べるクレートタイプ

    持ち運びできるクレートタイプは、車や徒歩などで移動する際に、犬の刺激を遮断する役割があります。
    犬を連れていく場所次第では、クレートの蓋を開けたまま設置できます。
    車の走行中、犬が車内を動ける状態にしておくことや、飼い主さんの膝に乗せておくことは危険です。
    ただし、クレートに入れてシートベルトで固定すれば、事故の際に投げ出されにくくなり、車酔いを軽減することにも役立ちます。
    四方を囲まれたクレートタイプは、犬が自分の体温を使って空間を温められます。
    クレートの内部に湯たんぽや毛布を入れてあげると、冬にも過ごしやすい空間を作れるでしょう。

    ケージを選ぶときの視点・選び方 

    犬のケージを選ぶときは、体のサイズやお手入れのしやすさなど、さまざまな視点から選びます。
    ここでは、選ぶときの視点や選び方を解説します。

    体のサイズに合わせて選ぶ

    犬のケージを選ぶときは、体のサイズに合わせて無理のないものを選びます。
    広ければ広いほどよいということではなく、狭いケージの方が安心する小型犬もいます。
    小型犬と大型犬では必要なスペースが異なるため、選ぶときの目安としては犬が入った際くるりと一回転できるサイズのケージを選びましょう。
    また、犬が立ち上がった際は、犬の頭からケージの天井まで空間が10cm以上の余裕ができるケージを選ぶことがおすすめです。
    犬はとても綺麗好きであるため、できる限り生活空間とトイレのスペースは分けたレイアウトにしましょう。

    お手入れのしやすさで選ぶ

    犬のケージは、網に唾液やおしっこが付着することや、中にトイレトレーを設置するため、汚れやすいという特徴があります。
    また、犬はトイレの際にうろうろと歩き回るため、犬が歩き回れるだけのスペースが必要です。ケージの内部にトイレを配置するときは、大きな犬用のケージを選ぶことで快適に過ごせます。
    ケージの内部にアンダートレーがあるタイプは、そのまま引き出して掃除ができるため、飼い主さんの負担が軽減されます。
    飼い主さんにとって扱いやすいケージを選ぶことで、犬の過ごしやすい空間作りが可能です。

    耐久性で選ぶ

    犬のケージを選ぶときは、素材や耐久性に注目することも重要です。
    金属製のケージは丈夫で噛み癖にも対応できること、木製のケージはデザイン性に優れていて温かみのあることが特徴です。
    ただし、金属製は錆びること、木製は子犬が噛みやすくボロボロになることがデメリットです。
    子犬がケージを噛むと、誤飲やケージの破損につながり、けがや病気のもとになります。

    まとめ

    ケージは、快適な犬の生活に欠かせないものであることを解説しました。
    飼い主さんのお手入れや普段の気遣いで、犬にとってより過ごしやすい空間になるでしょう。
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