【猫辞典】マンチカン｜特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

短い足と長い体が特徴のマンチカンは、短い足で歩く姿で多くの人をメロメロにする人気の猫種です。
今回は、人気のマンチカンの特徴や性格、飼い方のポイントと注意点などを解説します。

マンチカンの基本情報　

マンチカンは、短い足が特徴です。マンチカンは短い足の子だけではなく、足長や中足の子もいます。最初に、マンチカンの基礎知識を紹介します。

マンチカンのルーツ・歴史　

マンチカンは1940年代にイギリスで発見された、突然変異により発生した猫種です。1983年に短い足の猫が発見され、遺伝子調査などの結果により問題がないと判断されて繁殖が始まりました。
1995年に品種登録されました。近年は、猫ブームの日本でも高い人気を誇っています。

マンチカンのサイズ・体重・寿命　

マンチカンの平均体重は約2〜4kgで、猫種の中では若干小さめまたは一般的な大きさです。体高については個体差があり、足の長さによって大きく異なります。人気の短い足の子は全体の2割程度で、中足タイプや長足タイプの体高が低い子がほとんどです。
アニコムの家庭どうぶつ白書2017によると、平均寿命は11.2歳です。同年の猫種全体の平均寿命は14.2歳であり、平均寿命が短いことがわかります。
ただし、寿命は生まれたときの体の強さやストレスの有無によって変わるため、長生きする子も多くいます。

マンチカンの毛色や瞳の色　

毛色はクリームや白、黒、茶などがあります。単色だけでなく、複数の毛色を持つ子が多い点が特徴です。
瞳の色はアンバーと呼ばれる黄色みを帯びた茶色や、グリーン(青緑)、ヘーゼルと呼ばれる若干茶色がかった緑などが多く見られます。中には、片方ずつ瞳の色が違う子もいます。

マンチカンの子猫値段相場　

マンチカンの価格相場は10〜40万円です。近年は猫ブームによって猫の需要が高まっており、価格が高くなりやすくなっています。ただし、ペットショップやブリーダーによって価格は大きく異なります。
マンチカンのイメージである、短足の子の方が人気です。短足の子は全体の2割程度と貴重で、短足の子が価格が高くなります。

マンチカンの性格　

マンチカンは、穏やかで大人しい子が多いといえます。
猫は活発で運動が好きな子が多いですが、マンチカンは比較的落ち着いていて飼いやすい猫種です。とはいえ、好奇心が旺盛で遊ぶことも大好きな猫です。旺盛な好奇心から、隙間に入っていったり落ちているものを食べたりします。脱走や誤飲には注意しましょう。
人間に慣れやすい点も特徴です。猫によっては警戒心が強い子もいますが、マンチカンは人に慣れやすく、一緒に生活しやすい傾向の猫です。

マンチカンの飼い方のポイント　

マンチカンは、社交的で甘えん坊な性格です。
休みの日はたくさん遊んであげましょう。忙しい日は短時間でも遊ぶ時間を作ってあげるとストレス発散ができます。遊ぶことでコミュニケーションのきっかけになり、猫と良好な関係を築けます。
短足な子を迎えたい場合、猫タワーは低めに設置しましょう。高すぎると登りにくかったり、転落したりする危険があります。
毛玉ができないように、換毛期は1日1回ブラッシングしてあげましょう。ブラッシングは、コミュニケーションの一環になります。

マンチカンを飼う際の注意点　

マンチカンを太らせすぎないように、食事管理に注意しましょう。短い足で大きな体を支えるのは負担がかかります。適切な食事量と適度な運動で、程よく筋肉をつけましょう。
椎間板ヘルニアや毛球症などの病気にも注意が必要です。毛球症は猫がなりやすい病気で、マンチカンも例外ではありません。こまめにブラッシングをして予防しましょう。

まとめ

短い足で歩いたり、走り回ったりする姿が可愛いマンチカンには、中足タイプや長足タイプの子もいて、サイズや体型には個体差があります。
好みの子を見つけて、猫のいる生活を始めてみましょう。