【猫辞典】スコティッシュフォールド｜特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

近年、日本では猫の人気が犬を上回るなど、猫ブームが到来しています。そんな中でも特に人気がある猫種がスコティッシュフォールドです。
今回は、スコティッシュフォールドを飼いたいとお考えの方に向けて、スコティッシュフォールドの特徴や性格、飼い方のポイントと注意点をご紹介します。

スコティッシュフォールドの基本情報

スコティッシュフォールドは、どのような経緯で生まれたのでしょうか。また、どのようなサイズが一般的なのでしょうか。
ここでは、スコティッシュフォールドの基本情報をご紹介します。

スコティッシュフォールドのルーツ・歴史　

スコティッシュフォールドは、1961年にスコットランドの農場で見つかった「スージー」というメスの猫が起源です。
スコティッシュフォールドは、英語で「スコットランドの折れ曲がり」という意味があり、その名の通り突然変異で垂れ耳の猫が生まれたことがルーツです。

スコティッシュフォールドのサイズ・体重・寿命　

スコティッシュフォールドの平均的な体長は、約60cmです。メスよりオスの方が大きくなりやすく、平均体重はメスの3〜5kgに対し、オスは3〜6kgとされています。
平均寿命は10〜13歳で、他の猫種と比べると若干短いといえます。ただし、健康でストレスが溜まらない環境で暮らしていけば、長生きできるでしょう。

スコティッシュフォールドの耳　

スコティッシュフォールドは垂れ耳が特徴の猫ですが、スコティッシュフォールドにも立ち耳の子もいます。
垂れ耳も愛らしいですが、立ち耳もとても可愛いですよ。立ち耳の子は「スコティッシュストレート」と呼ばれることもあります。

スコティッシュフォールドの子猫値段相場　

スコティッシュフォールドの子猫の値段相場は、21万円からです。
ペットショップやブリーダーで買えますが、店舗によって価格が大きく異なることも珍しくありません。
立ち耳より垂れ耳の方が人気であるため、垂れ耳の子が値段が高い傾向にあります。

スコティッシュフォールドの性格　

スコティッシュフォールドは、穏やかで甘えん坊な子が多いといわれています。
猫はツンデレというイメージがありますが、スコティッシュフォールドは飼い主が大好きで常にベッタリという子も珍しくありません。猫でありながら甘えん坊な性格も人気の理由の1つです。
他の猫に比べると運動量は少なめです。広々としたスペースは必要ありませんが、適度に運動ができるようなキャットタワーがあるとよいでしょう。

スコティッシュフォールドの飼い方のポイント　

スコティッシュフォールドは、甘えん坊で飼い主が大好きな猫です。少なくとも1日5〜10分は遊びの時間を作ってあげましょう。お留守番の時間を減らすと、ストレスが軽減されます。
また、スコティッシュフォールドは垂れ耳の子が多いため、耳のケアが必須です。外耳炎などにならないように、日々耳のケアをしてあげましょう。耳のケアは、愛猫とのコミュニケーションにもなりますよ。

スコティッシュフォールドを飼う際の注意点　

スコティッシュフォールドは、関節炎や耳の病気に注意が必要です。垂れ耳の子は耳の中が蒸れて外耳炎になりやすいため、日々の耳のケアが欠かせません。
そもそもスコティッシュフォールドの垂れ耳は、骨の形成異常が原因です。遺伝的に関節炎になりやすく、他の猫種と比べて発症率は2.5倍とされています。関節炎にならないように十分に注意してあげましょう。
やや神経質な性格であるため、ストレスにも注意が必要です。ストレスを溜めないようにコミュニケーションの時間を作ったり、適度に運動させたりしましょう。

まとめ

垂れ耳が特徴のスコティッシュフォールドは日本でも人気の高い猫種です。ただし、特徴の垂れ耳は耳のケアをしないと病気になりやすいので注意しましょう。
耳のケアをしてスキンシップをとりながら、耳の病気を予防してください。