2023.06.07

犬用の体重計を選ぶポイントとは?選び方と正しい量り方、体重測定の重要性を解説!

犬用の体重計を選ぶポイントとは?選び方と正しい量り方、体重測定の重要性を解説!

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    愛犬が健康で過ごすために、体重管理は大切です。病院で体重を量ってもらうことはできますが、普段から自宅で体重測定をすることで肥満の予防ができます。
    本記事では、犬用の体重計の選び方と正しい量り方についてご紹介します。

    犬用の体重計を選ぶポイント6つ

    犬用の体重計は、さまざまなメーカーから多種多様な体重計が発売されています。そのため、どれがよいのか分からないと悩む方は少なくありません。
    ここでは、犬用の体重計を選ぶ際のポイントを6つご紹介します。

    ①1g・5g単位で測定できる体重計を選ぶ

    1gまたは5g単位で測定できる体重計を選びましょう。なぜなら、小さな変化が分かりやすくなるためです。
    人間の体の大きさに比べて犬は体が小さいため、少しの体重の変化も体に大きな影響を及ぼします。小さな変化が分かるような体重計をおすすめします。

    ②犬の重さに適した最小値・最大値の体重計を選ぶ

    愛犬が体重計の最小値や最大値を超えていると正しく測定できません。犬の重さに適した最小値・最大値の体重計を選ぶことが大切です。
    犬の体重計は、測れる体重が種類によって異なります。例えば、大型犬を飼っている方が小型犬用の体重計を誤って購入すると正しく測定できなくなる可能性があります。
    愛犬の体重が測定できる範囲の最小値、最大値であるかを事前に確認してから購入するようにしましょう。

    ③犬が収まるサイズの体重計を選ぶ

    重さと同様に、体重計自体の大きさに犬が収まるかどうかも、選ぶ際の大切なポイントです。犬が体重計に収まっていないと正しく体重を測定できないためです。
    例えば、小型犬用の小さな体重計に大型犬が乗っても体が収まらず、正確な体重が測定できません。体重計を選ぶ際には愛犬にあったサイズのものを選びましょう。

    【補足】小型犬・中型犬・大型犬の適性体重と大きさ

    犬種ごとの適正体重を知っておくことで、適切な体重計を選びやすくなります。
    超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬(小)・大型犬・超大型犬に分けると、適正体重は以下の通りです。
    同じ犬種でも遺伝的な要素から体重が異なることは珍しくありません。犬には個体差があるため、一つの目安としてご参考ください。 

    ④掃除がしやすい体重計を選ぶ

    体重計を選ぶ際、掃除のしやすさは重要です。犬が体重計に乗ったときに汚してしまう可能性があるためです。水拭きやそのまま水洗いができるものを選ぶと掃除がしやすいでしょう。
    汚れないようにトイレシートを敷く方法もありますが、毎回トイレシート分の重さを引く計算が必要のため、手間がかかります。トイレシートを敷くことに煩わしさを感じる場合は、水拭きや水洗いができる体重計をおすすめします。

    ⑤人間が使えてペットモードがある体重計を選ぶ

    人間が使える体重計で、ペットモードがあるものを選ぶ方法があります。人間と犬が兼用できる体重計であれば体重計の保管スペースが確保しやすくなるためです。
    人間と同じ体重計ではいけないのかと考える方や、犬用の体重計を置くスペースに困る方もいるでしょう。そのような方には、このタイプの体重計がおすすめです。自分も愛犬も体重管理をして健康に過ごせるようにしましょう。

    ⑥乗ると電源が入る体重計を選ぶ

    犬は電源をつけてすぐに体重計に乗り、じっとしてくれるとは限りません。そのような場合、乗ると電源が入るタイプの体重計がおすすめです。
    特に、落ち着きのない子や体重計に慣れていない子は体重計に乗せてもなかなかじっとしてくれず、何度も電源を入れ直さなければならなくなることがあります。乗るだけで電源が入るタイプであれば、何度も電源をつけたりする手間がなくなり、計測し損ねる心配もないため楽に体重を測定できます。

    犬用の体重計を使った正しい量り方

    犬用の体重計を使った正しい量り方は、直接体重計に犬を乗せて「お座り」させることです。「お座り」を覚えていれば、体重計に乗せて「お座り」と言えば体重計の上でもじっと座ってくれるでしょう。
    ただし、「お座り」を覚えていても体重計に慣れていなかったり、怖いと感じて体重計の上でじっとできなかったりする子もいます。体重計でじっとできない場合は、飼い主が抱っこするか、キャリーバッグに入れて体重計に乗せ、あとから犬以外の重さを引き算して量るという方法があります。

    犬の体重測定が健康管理に重要な理由3つ

    体重を測定することは、犬の健康管理において重要です。
    ここでは、犬の体重測定が健康管理に重要な理由3つについて、詳しく解説します。

    ①病気の早期発見につながる

    一つ目の理由は、体重測定が病気の早期発見につながることです。同じ量のドッグフードをあげているにもかかわらず、体重が減った場合は目に見えない病気にかかっている可能性があります。
    体重は見えない変化にも気がつける指標であるため、日々の体重測定は健康管理において非常に重要です。病気によっては、発見が遅くなると手遅れになる場合もあるため、普段から体重測定をすることで早期発見できる可能性が高まります。

    ②肥満度がチェックできる

    二つ目の理由は、肥満度が体重測定によってチェックできることです。
    犬の健康を判断する指標に、「ボディ・コンディション・スコア」(BCS)というものがあります。ボディ・コンディション・スコアとは、獣医が触ったり、目視で肥満度を確認するものです。
    ボディ・コンディション・スコアからは、犬一匹一匹ごとの適正体重が把握できます。そこに定期的な体重測定を併せることで、肥満度を管理できます。

    ③摂取カロリーの調整ができる

    三つ目の理由は、摂取カロリーの調整ができることです。体重の推移に応じて摂取カロリーをコントロールできます。
    犬の肥満度は健康に大きく影響します。そのため、肥満であれば摂取カロリーを減らし、痩せすぎであれば増やす必要があるのです。
    適切なカロリーを摂取するには、体重を正しく測定することが大切です。犬用の体重計を購入し、普段から体重を量って摂取カロリーを調整しましょう。

    【補足】ペットフードは計量カップで測って体重管理をしよう 

    摂取カロリーを調節するためには、ドッグフードの量を調節する必要があります。ドッグフードを測る際に便利なものが計量カップです。計量カップはフード計量カップやデジタル計量カップなど複数の種類があります。缶詰の餌を与えている場合は缶詰用の計量カップを使うと便利です。
    計量カップで体重に合う量の餌を与え、健康管理を十分に行いましょう。

    犬の体重を計測する際の注意点2つ

    犬の体重を計測する際には、以下の注意点があります。
    ・1ヶ月に1回は体重計に乗る
    ・同じ時間帯に空腹の状態で計測する
    ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

    ①1か月に1回は体重計に乗る

    最低でも1か月に1回は体重を測定しましょう。定期的に体重を測定しないと、小さな変化に気づきにくくなるためです。
    ここまでご紹介した通り、体重を測定することで体の異変にいち早く気づけ、健康管理や病気の早期発見ができます。可能であれば1〜2週間に1回を推奨しますが、最低でも1ヶ月に1回は体重計で体重を量りましょう。
    量った体重はノートやアプリで記録すると変化に気づきやすいため、毎回記録することをおすすめします。

    ②同じ時間帯に空腹の状態で計測する

    体重の計測は同じ時間帯に、空腹の状態で行いましょう。食事の後では食事量が体重に反映されてしまうためです。空腹の状態であっても、時間にばらつきがあれば指標として参考になりにくく、体重による健康管理が正確にできません。
    しっかりと健康管理をするためにも、朝か夜の食前の決まった時間に空腹の状態で体重計に乗せましょう。

    まとめ

    犬用の体重計にはさまざまな製品があります。愛犬のサイズに合っていて日頃のお手入れがしやすい体重計を選びましょう。定期的な体重測定によって、肥満の防止や病気の早期発見などの健康管理ができます。
    愛犬に合った体重計を購入し、最低でも1ヶ月に1回は体重を量りましょう。

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