2024.06.07

【猫辞典】シンガプーラ|特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

【猫辞典】シンガプーラ|特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

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    小柄でかわいい見た目から「小さな妖精」と呼ばれるシンガプーラ。
    比較的お手入れがしやすく、マンション暮らしでも飼いやすい人気の猫種です。
    今回はシンガプーラの特徴や性格、飼い方のポイントをご紹介します。

    シンガプーラの基本情報 

    はじめに、シンガプーラのルーツや体の特徴について解説します。
    シンガプーラはシンガポールが原産の品種です。
    純血種の猫種で世界最小といわれていますが、筋肉質でスタイルがよく、キュートな印象とワイルドな体つきが特徴です。

    シンガプーラのルーツ・歴史 

    シンガプーラはもともと「ドレインキャット」と呼ばれ、シンガポールの下水溝で暮らしている野良猫でした。
    品種化のきっかけは1970年代初頭、アメリカ人で愛猫家のメドウ夫妻が繁殖に成功したことです。
    夫・ハルがシンガポールに赴任していた際に猫を引き取り、帰国の際に持ち帰りました。
    繁殖を開始してからわずか6~7年で公認登録され、シンガポールが由来の猫であるため、シンガプーラと名付けられました。

    シンガプーラのサイズ・体重・寿命 

    シンガプーラの体高は約25cmで、純血種の猫種では世界最小といわれています。
    体重は約2~3kgと、成猫の平均体重である3.6~4.5kgに比べても非常に小柄であることが分かります。
    平均寿命は12歳~15歳で、一般的に猫の平均寿命とされる12~18年と同程度です。

    シンガプーラの毛色 

    シンガプーラの毛色はセピアカラーで、アイボリーの地色に濃褐色のティッキングをもちます。
    ティッキングとは、1本の毛に対して縞模様のように、濃い色と薄い色が交互に入った毛色のことを指します。
    根元から先端にかけて色が濃くなるため、しっぽの先端は黒に近い濃褐色です。
    毛質はシルクのように細く、滑らかな手触りです。

    シンガプーラの子猫値段相場 

    子猫の値段相場は12万~25万円です。
    価格は猫を迎え入れる方法で差が生じます。
    販売業者の方針や仕入れルート、猫の毛色や性別などをもとに、販売価格が決定されます。
    ペットショップは仲介手数料や人件費などの経費がかさむため、ペットショップよりブリーダーから迎え入れる方が安価に抑えられるでしょう。

    シンガプーラの性格 

    シンガプーラの性格は、優しくて甘えん坊です。
    人間とのコミュニケーションを好み、飼い主への愛情が深いため、犬のようだともいわれます。
    鳴き声は小さくおとなしい反面、好奇心旺盛な一面もあります。
    運動能力が高く、棚やタンス・飼い主さんの肩など、高いところに登ることも大好きです。
    警戒心が強く、人見知りなところがあるため、多頭飼いにはあまり向かないでしょう。

    シンガプーラの飼い方のポイント 

    シンガプーラの飼い方のポイントは主に2つです。
    1つ目は遊びの時間を確保することです。
    飼い主さんが大好きで甘えん坊な性格のため、一緒に過ごす時間を積極的に作ることをおすすめします。
    好奇心旺盛で遊び好きな一面もあるため、しっかりと遊んであげる必要があります。
    2つ目は定期的にブラッシングをすることです。
    シンガプーラはシングルコートで抜け毛が少なく、お手入れしやすい短毛種です。
    猫とのコミュニケーションも兼ねて、ラバーブラシで定期的にブラッシングしてあげるとよいでしょう。

    シンガプーラを飼う際の注意点 

    次にシンガプーラを飼う際の注意点を2点解説します。
    1点目は室内の温度管理です。
    熱帯雨林気候のシンガポールで生まれたシンガプーラは、暑さに強く、寒さが苦手です。
    飼育の際は室内飼いで、冬は室内の温度を高めに設定しましょう。
    2点目はフードの種類です。
    シンガプーラは体が小さいため、食べる量も少なめです。
    フードはタウリンがたっぷりと含まれた高タンパク質なものを選び、しっかりとした体格を維持しましょう。

    まとめ

    純血種で世界一小さい猫ともいわれるシンガプーラは、おとなしくて人懐っこい性格の持ち主です。
    短毛種ではお手入れがしやすく、飼いやすい猫種といえます。
    ただし寒さに弱いため、室内の温度管理には気を付ける必要があります。
    飼育の際は、一緒に過ごす時間をできるだけ確保して、しっかりと向き合ってあげましょう。

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