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2024.07.25
猫のシャンプーの頻度は?シャンプーのポイントも解説します!
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猫へのシャンプーには、毛玉や皮膚トラブルの予防になるほか、換毛期の嘔吐対策にも効果があることはご存じでしょうか。
そこで今回は、猫にとって適切なシャンプーの頻度を解説するほか、効率のよい洗い方やポイントをご紹介します。
シャンプーの頻度
猫にとってシャンプーがどの程度必要なのかが分からない方や、毛づくろいで十分だとお考えの方もいるのではないでしょうか。
ここでは、猫へのシャンプーの必要性や、洗う頻度が被毛の種類に応じて違う点をご紹介します。
長毛種の場合
長毛種の猫は、毛づくろいだけでは手入れが行き届かず、体毛に汚れが残ってしまいます。特におしり周辺や脇下、顎周りは汚れやすい部分です。
そのため、1ヶ月に1度を目安に定期的にシャンプーをしてあげましょう。
シャンプーをすることで毛玉ができにくくなり、ふわふわな毛並みを維持できます。
また、体毛がカールしている猫種も同様の頻度でシャンプーします。
白やベージュなど汚れが目立ちやすい毛色の猫に関しては、綺麗にしたいタイミングで行い、洗う頻度には配慮しましょう。
短毛種の場合
短毛種の猫は毛玉ができにくく、毛の隙間に汚れが溜まることはあまりありません。
基本的に毛づくろいだけで清潔を保てるため、シャンプーは1年に1回〜2回でよいとされています。
一方、外に出ることが好きな猫の場合は、たとえ短毛種であっても2〜3ヶ月に1度を目安にシャンプーをします。
目に見える汚れや手触りの変化を感じたときは、丁寧にシャンプーをしてあげましょう。
猫もシャンプーが必要
猫は毛の長さに限らず、状況に応じた適切な頻度でシャンプーをしてあげることが大切です。
不衛生なままでいると、皮膚トラブルの要因になることもあります。
ここでは、なぜ猫にもシャンプーが必要なのかを詳しくご説明します。
毛づくろいやブラシだけでは不十分
毛づくろいだけでは、顔周りや首周りなど舌の届かない場所に汚れが溜まってしまいます。
特に長毛種は、定期的にブラッシングをしていても毛の奥に入り込んだ汚れを取り除くことは難しいでしょう。
汚れが溜まると毛並みも悪くなるうえ、放置したままでいると皮膚病にかかる要因につながります。
そのため、猫種に合った頻度でシャンプーを行い、清潔にしてあげることが大切です。
清潔を保つことでなめらかな毛並みを維持し、皮膚トラブルを予防できます。
長毛種は毛玉ができやすい
長毛種の猫は毛が柔らかく、絡まりやすいことが特徴です。
絡まった毛が毛玉になってしまい、毛並みを悪化させることもあります。
毎日のブラッシングは有効である一方、それだけでは汚れが溜まってしまうのです。
ブラッシングで無理やり汚れを取ろうとすると、猫を傷つけてしまう可能性があります。
そのため、綺麗な毛並みを保ち、清潔な状態を維持させるためにも、定期的なシャンプーが必要です。
シャンプーすることで毛並みの流れが整い、毛玉ケアをすることもできます。
汚れることがある
家猫であっても、自宅にある植木をいたずらして土で汚れてしまうことや、日々の食事で汚れてしまうこともあります。
猫は冒険好きな性格であることが多く、不本意に汚れてしまうこともあるでしょう。
また、外に出る猫には砂や泥、ノミなどが付着してしまいます。
さらに、多頭飼いの場合、1匹の猫にノミが付着すると、他の猫にもうつってしまう可能性があります。
外に出る猫のみならず、室内飼いでも汚れてしまった場合には、きちんとシャンプーをしましょう。
シャンプーのポイント
猫はもともと本能的に水を嫌うため、濡れることを怖がり思うようにうまくシャンプーできないこともあります。
そこで、猫への負担を減らす洗い方や、すすぎ方をご紹介します。
清潔にすることで、猫のコンディションを快適に保てるでしょう。
シャンプー前の準備
猫にシャンプーをする際は、健康状態をよく観察してから行うようにしましょう。
食欲や排泄、皮膚の状態など異常がないかを確認し、異変を感じた際はシャンプーを控えます。
異常がない場合は、シャンプー前にブラッシングをして毛玉やもつれ、抜け毛を取ってあげましょう。
頑固な毛玉があったときはブラシで無理に引っ張ることはせず、指で優しくほどきます。
また、シャンプー中に猫がびっくりして暴れることで、飼い主も怪我をしてしまう可能性があります。
そのため、爪はシャンプー前に切っておくことがおすすめです。
シャワーのかけ方
シャワーをかける際は、猫の背中からゆっくりとお湯をかけます。
このとき、被毛だけでなく、皮膚までしっかりと濡らすようにします。
水圧を弱目に設定し、シャワーヘッドを猫の身体に密着させてしっかりと濡らすことがポイントです。
お湯の温度は35℃前後に設定するとよいでしょう。
また、猫がシャワーにびっくりして興奮することもあります。
その場合、洗面器にお湯を入れてゆっくりとかけてあげたり、スポンジやタオルを使い少しずつ濡らしたりして慣れさせるとよいでしょう。
シャンプーの仕方
シャンプーをする際は、洗面器で猫用シャンプーをお湯で2倍程度に薄め、事前に泡立てます。
洗うときは、顔から最も遠いお尻や後ろ足から洗いはじめます。
特にお尻周りは汚れやすいため、丁寧に洗うことが大切です。
そして尻尾・背中・お腹周辺・前足・顎周辺、最後に顔の順で洗います。
なお、顔を洗うときはお湯で濡らしたタオルを硬く絞り、猫が嫌がらない状態で優しく拭いてあげましょう。
猫の皮膚を傷つけないためにも、洗うときは爪を立てずに丁寧に優しく洗うことを意識します。
シャンプーを洗い流す
全身をしっかりと洗ったら、シャンプーが残らないようすすぎます。
洗い残しがあると皮膚トラブルの要因につながることもあるため、丁寧に洗い流します。
このとき、被毛だけでなく、皮膚についたシャンプーも洗い流すようにすすぐことがポイントです。
また、洗い流すときの順番はシャンプーのときと同様で、お尻や後ろ足から流すとよいでしょう。
顔が濡れることを嫌がる場合は、耳にお湯が入らないよう気をつけながら、後頭部から洗い流すと猫の負担は減ります。
また、お湯をスポンジに含ませて拭き洗いするやり方もおすすめです。
リンスをする
リンスは必ずしなければならない作業ではありませんが、静電気防止の効果が期待できます。
リンスをするときは、洗面器で薄めたリンス剤を全体に馴染ませ、顔にかからないよう気をつけながら、マッサージするように身体全体に行きわたらせます。
その後、シャンプーと同じように丁寧に洗い流しましょう。
リンスは単体で販売しているほか、猫用リンスインシャンプーも市販で購入できます。
タオルとドライヤーで乾かす
乾かすときは、はじめにタオルで優しく水分を拭き取ります。
このとき、ゴシゴシと拭くのではなく、タオルで水分を吸い取るイメージで優しく押さえるとよいでしょう。
また、長毛種の猫は非常に毛が絡みやすいため、慎重にタオルで拭き取ります。
ヘアドライヤーを使用する際は、猫が音にびっくりしたり怖がったりしないよう、低温モードで風を当てます。
このとき、皮膚に直接風を当てるのではなく、猫の身体から30cm程度離しながら、毛をかき分けて根元を乾かすイメージで風を当てるとよいでしょう。
シャンプーを嫌がる場合
猫は基本的に水を嫌うため、シャンプーを嫌がります。
シャンプー嫌いを克服するために、猫にご褒美を用意することもひとつの方法です。
「シャンプー=ご褒美」とポジティブに感じるため、シャンプー嫌いを克服できることがあります。
また、猫は自分の身体にフィットする場所や容器に入りたがるため、ちょうどよいサイズの桶を用意することも有効です。
それでも嫌がる場合は、ドライシャンプーやシートシャンプーの活用がおすすめです。
お湯だけの沐浴からはじめ、少しずつ水に濡れることに慣れさせましょう。
まとめ
この記事では、猫のシャンプーの適切な頻度や洗い方をご紹介しました。
シャンプーは猫を清潔に保ち毛並みをなめらかにするほか、皮膚病予防やノミの繁殖を防ぎます。
猫が気持ちよく過ごすためにも、有効なお手入れ方法です。
シャンプーを嫌がる場合は無理に行わず、シャワーやお湯に慣れさせることからはじめます。
飼い主が優しく声をかけながら洗うことで、猫もリラックスできます。
シャンプーをするときは、猫の性格や個性を十分理解し、体調や反応を考慮したうえで行いましょう。
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