2024.06.06

【犬種辞典】ダックスフンド|特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

【犬種辞典】ダックスフンド|特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

CONTENTS

    ダックスフンドは、短い足と垂れた耳、そして元気いっぱいに嬉しさを表現する姿が愛くるしく、国内では飼育数3位を誇る人気犬種です。
    今回は、ダックスフンドのルーツをはじめ、性格や飼い方のポイントをご紹介します。ダックスフンドについて深く知りたい方や、飼うか検討している方は、この記事を参考にしましょう。

    ダックスフンドの基本情報 

    ダックスフンドは、日本のみならず世界でも名の知れた犬種です。
    しかし、ダックスフンドが誕生した背景や種類は知らない方が多いでしょう。
    記事のはじめに、ダックスフンドの生い立ちに加え、基本情報をご紹介します。

    ダックスフンドのルーツ・歴史

    ダックスフンドはドイツ原産の犬種で、もともとはアナグマ猟のために使われていました。12世紀から13世紀頃に生み出されたといわれており、猟を行う過程で現在の胴長短足体型に変化したと考えられています。
    16世紀には、スムースコートから誕生したスパニエル種や中毛の犬を交雑させ、その後ロング・ヘアードがうまれました。
    さらに、シュナウザーやテリア種と交雑させ、ワイヤー・ヘアードが誕生したのです。

    ダックスフンドのサイズ・体重・寿命 

    ダックスフンドの大きさにはカニンヘン、ミニチュア、スタンダードの3種類があります。
    カニンヘンは3.5kg以下、胸囲30cm以下と基準が定められています。
    続いてミニチュアは3.5kg〜5kgで胸囲30cm〜35cm、最も大きく胴体の長いスタンダードは9kg以上、胸囲35cm以上です。
    平均寿命は約13〜16年と、犬としてはやや長生きの傾向にあります。
    適切な体重管理や運動でさらに長生きできるでしょう。

    ダックスフンドの毛色 

    ダックスフンドの毛色は、バリエーションが100種類以上と豊富にあることが特徴です。
    例えば、レッド・ブラックタン・ダップル・チョコレートなどさまざまなカラーがあり、どの色にしようか悩んでしまう方も多いでしょう。
    毛質には短毛・直毛のスムースヘアー、長毛・直毛のロングヘアー、短毛・粗毛のワイヤーヘアーの3種類があります。
    光沢や柔らかさなどは種類ごとに違い、それぞれに魅力があるため、お気に入りを見つけるとよいでしょう。

    ダックスフンドの子犬値段相場

    ダックスフンドの子犬の値段相場は、約30万円〜45万円です。
    ダックスフンドはもともと人気犬種であり、しつけもしやすく飼いやすいため、値段がやや高い傾向にあります。
    また、色合いや柄模様で値段が変わるほか、シルバータップルのように希少性の高いダックスフンドは高額に設定されます。
    さらに、足が短ければ短いほど高額に設定されるほか、オスよりもメスの方が5万円〜10万円ほど高くなることも特徴です。

    ダックスフンドの性格 

    ダックスフンドは、友好的で好奇心旺盛です。
    人間と一緒の行動が大好きで、忠実な子が多く、飼い主はその姿に癒されるでしょう。
    ダックスフンドは毛質で性格が異なり、ロングヘアーは温厚な性格の傾向とされています。スムースヘアーは活発な性格が多く、ワイヤーヘアーは気が強く頑固な性格の傾向です。
    一方で、ダックスフンドは分離不安が強く、1人で留守番すると寂しさを感じます。
    そのため、留守番後はスキンシップを多くとり、愛情を伝え、信頼関係を深めるようにしましょう。

    ダックスフンドの飼い方のポイント

    ダックスフンドはケアの方法が毛の長さごとに違うため、適切なブラッシングとシャンプーが大切です。
    狩猟犬であるダックスフンドは活発で運動が大好きなため、適度な散歩が必要です。
    1日2回、30分程度を目安に散歩へ行きましょう。
    長生きをするためにも口内環境を清潔にし、毎日の歯磨きが理想です。
    愛おしい姿にいたずらを許してしまうこともありますが、主従関係や、よいことと悪いことの区別はきちんと教えましょう。

    ダックスフンドを飼う際の注意点 

    ダックスフンドは胴長短足なため、椎間板ヘルニアを発症しやすく、腰や足を痛めやすい犬種です。
    ソファやベッドに飛び乗ったり飛び降りたりさせないよう、飼育環境を整えます。
    階段や段差の多い家ではスロープの設置や抱っこでの上げ下ろしなど、適切な対応をしましょう。
    また、ダックスフンドは地面に非常に近い位置を歩きます。
    そのため、夏場の散歩や強い日差しで熱されたアスファルトを歩くことは危険です。
    状況に応じて朝方や夕方など、散歩の時間帯をかえてあげましょう。

    まとめ

    ダックスフンドは人懐っこい性格で甘えん坊な姿が愛おしく、飼い主は存分に癒してもらえます。
    運動や被毛ケアをこまめに行うほか、椎間板の病気に配慮した飼育環境を整え、ダックスフンドとの生活を楽しみましょう。

    この記事をシェアする

    • Facebook
    • Twitter
    • LINE

    RECOMMEND

    おすすめ記事