2024.07.02

トイプードルのカットは自宅でできる?おすすめのカットも紹介

トイプードルのカットは自宅でできる?おすすめのカットも紹介

CONTENTS

    今回の記事では、トイプードルのカットが大切な理由や、自宅でのお手入れ方法について紹介します。
    おすすめのカットスタイルについても解説するため、トイプードルの魅力をさらに引き出す参考にしてみましょう。

    トイプードルのカットはなぜ必要?

    多種多様な犬がいる中で、なぜトイプードルは定期的なカットが必要なのかを疑問に思う方もいるでしょう。
    トイプードルの被毛はシングルコートで、毛が抜けにくい代わりに伸び続けます。
    定期的にカットをしないと、毛の絡まりや衛生面での問題が起こります。
    トイプードルのトリミングは外見の可愛さだけでなく、健康トラブルの予防効果があるのです。
    トリミングのサイクルは月1回程度が理想だといえます。

    自宅でできるトイプードルのお手入れ方法

    毛が伸びすぎることによる健康トラブルを防ぐためには、自宅でもお手入れをできるようにしておくことが大切です。
    ここからは、自宅でシャンプーやカットをする際の大まかな流れや、それぞれの工程でのポイントを解説します。

    下準備

    爪切りや耳掃除は、シャンプーより先にしておきます。
    爪切りは、はじめに目安を決めて平行に切り、次に角を切り落とすイメージで斜めに切ります。
    最初から短く切りすぎず、切った後のヤスリ掛けで短くしましょう。
    ヤスリ掛けが甘いと思わぬ怪我につながります。
    耳掃除は、お湯や耳専用クリーナーをコットンに染み込ませ、目に見える範囲の汚れを優しく拭き取ります。

    シャンプー

    お湯で被毛を濡らしたら、ボールやネットなどを使ってシャンプー剤を泡立てて洗います。
    犬の体全体に泡が浸透するように洗うことがポイントです。
    洗うときに爪を立てたり、力を入れすぎたりすると皮膚を傷つけます。
    2回程洗ったらトリートメントを付け、洗い流します。
    シャンプーをする際は、鼻や耳に水やお湯などを入れないことが大切です。
    特にシャンプー剤は目に入ると、角膜潰瘍をはじめとした目の病気につながることがあります。
    万が一目に入ったときはすぐに真水や点眼薬で洗い流しましょう。

    ドライイング・コーミング

    シャンプーが終わったら、ドライヤーで乾かします。
    全体の毛を一気に乾かさず、1カ所を完全に乾かしてから次の場所に移ることがポイントです。
    乾かす順番は顔・頭→背中→尾→側面→手足と、水が流れる順番を意識します。
    乾かしながら小さな毛玉はほぐすようにすると、カットのときに楽です。
    乾いたら櫛で被毛を整え、毛玉やもつれを防止します。
    毛を梳かすときは皮膚と平行に櫛を入れ、毛の流れにそって進ませることが大切です。

    カット

    カットの際、ハサミは必ず犬から見て「外側」に向け、刃先を使って切ることを意識します。
    刃先を犬に向けてカットをしてしまうと、動いたときに刺さってしまったり、皮膚を挟んで切れてしまったりする危険性があります。
    顔周り・頭・体・足・尾・お尻周り・胸・お腹をカットし、全体の見た目を意識して整えることが大切です。
    バリカンは切りすぎに気を付けて、皮膚を傷つけないよう皮膚に対して平行にあてます。
    首やお腹は皮膚が薄いため、怪我をさせないよう慎重にカットしましょう。

    トイプードルをカットするときのポイント

    トイプードルを自宅でカットする際、最初は上手くできないことがあります。
    以下で、トイプードルをはじめて自宅でカットするときのポイントについて紹介します。
    犬に負担をかけないよう心がけましょう。

    切りすぎない

    自宅でトイプードルのカットをする際、はじめは切りすぎないよう、整えることを意識します。
    初心者に多い失敗は、形を整えたり全体のバランスを合わせたりしているうちに切りすぎてしまうことです。
    バリカンを使うときは、毛を切りすぎると皮膚まで切って出血したり、バリカンに負けて皮膚が赤くなったりするおそれがあります。

    無理に押さえつけない

    カットに慣れていない犬は、カット中に動き回ったり、逃げ出そうとしたりするケースがあります。
    嫌がる犬を動かないように無理矢理押さえつけることは、ストレスにつながります。
    犬が大人しくしていないからといって、きつく叱ることは避けましょう。
    手伝ってもらえる人がいれば、おやつやおもちゃで気をそらしてもらうとスムーズにできます。

    トイプードルのおすすめカットスタイル

    トイプードルにはさまざまなカットスタイルがあります。
    向いているスタイルは、見た目だけでなく、個々の毛量や毛質でも違うのです。
    ここからは、おすすめのカットスタイルについて解説します。

    テディベアカット

    ぬいぐるみのようにもこもことした外見が特徴の定番カットです。
    顔を短く刈り込む形が似合わない犬に向けて考案されました。
    被毛を短くすることで毛玉ができにくくなり、毛量が多い場合におすすめのカットです。
    ただし、口周りの被毛を長めに残して仕上げるため、食後に汚れが付きやすい点に注意します。
    食後に口周りを拭く、定期的にシャンプーするなど、こまめなお手入れが大切です。

    マッシュルームカット

    キノコのようなシルエットに仕上げるカットです。
    丸みを帯びた外見から子犬のような愛らしさを感じさせ、人気が高いカットの1つです。
    垂れ耳のトイプードルならではの切り方で、ほかのカットよりも見た目の印象が柔らかく仕上がります。
    丸いラインをきれいに出すことが大切で、しっかりとした毛質のトイプードルに向いているカットです。
    柔らかい毛質のトイプードルは、うまく丸い形にならないことがあります。

    サマーカット

    サマーカットは、身体の毛を短く刈り込むカットで、活発なイメージを与えたいときに向いています。
    熱中症や毛玉の予防に役立ち、暑い夏は選択肢に入れたいカットの1つです。
    毛量が多い場合や、毛の伸びが早いトイプードルに向いています。
    ただし、バリカンによる皮膚へのダメージや、毛質変化のおそれがあることへの配慮が大切です。
    また、短くカットしすぎると、被毛による日光の遮断ができず、熱中症の可能性が高まることもあります。

    アフロカット

    アフロカットは、頭の毛をあえて残すカットで、コミカルなシルエットで強いインパクトを与えます。
    顔全体を丸く仕上げ、犬の顔立ちや年齢・性別に関係なく似合いやすいカットです。
    毛量が多くしっかりした毛質のトイプードルであれば、見栄えのよいボリュームが出せます。
    ただし、毛玉ができやすいことへの対処が大切です。
    アフロカットは、カットスタイルを変更しやすいことも特徴で、どのようなカットにしたいか決めかねるときにもおすすめです。

    ラム風カット

    ラム(子羊)風カットは、顔周りと足先をバリカンで刈りこむ、トイプードルの定番カットの1つです。
    全体がすっきりとした印象に仕上がり、毛量が少ない場合にも似合うスタイルといえます。
    口周り・目の周りがすっきりと刈り込まれることで、お手入れがしやすく、表情がよく見えます。
    横顔が美人に見えることも特長です。

    まとめ

    トイプードルは毛の伸びが速く、定期的なお手入れが重要な犬種です。
    自宅でシャンプーやカットができれば、ドッグサロンの予約が取れないときでも対処可能です。
    トイプードルはさまざまなカットができるため、犬に似合うスタイルにカットしてあげましょう。

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