2024.06.25

子猫のオスとメスの見分け方は?オスとメスの違いについて紹介

子猫のオスとメスの見分け方は?オスとメスの違いについて紹介

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    子猫を家に迎えた際、その猫の性別を知っておくことは、一緒に過ごすうえで重要です。
    そこでこの記事では、子猫や成猫の性別を見分ける方法についてご紹介します。

    子猫の性別の見分けは難しい

    生後二か月までのオス・メスの見分けは非常に難しいとされています。
    これは生まれて間もなくは身体の器官や部位が発達しきっておらず、判別のための材料が限られているためです。
    そのため、判別ができるタイミングは、身体が成長して性別による身体的特徴が鮮明になる、生後三か月以降とされています。
    生後三か月までは成長の様子を見守り、判別が可能な時期を待ちましょう。

    子猫のオスとメスの見分け方

    ここからは、生後三か月以降のオス・メスの見分け方をご紹介します。
    判別の際は、子猫を刺激しないよう、優しく行うように気を付けましょう。

    オスの見分け方

    オスの場合、尻尾を持ち上げてお尻を見たときに、肛門と尿の出口と距離が長く離れていたり、陰嚢と思われる膨らみやしこりが存在します。
    陰嚢の下には生殖器が存在し、縦に3つ、身体器官が並ぶような形です。
    オスの生殖器の大きさは、肛門と比べると、ゴマ粒のような大きさの比率です。
    デリケートな部位であるため、慎重に優しく、確認しましょう。

    メスの見分け方

    オスと同様、尻尾を上げてお尻を見た際の外見的特徴から確認が可能です。
    メスの場合は肛門と尿の出口の距離が短く、オスに見られる陰嚢が存在せず、膨らみやしこりが存在しないという特徴があります。
    肛門の下にそのまま生殖器が存在し、縦に2つ並ぶ形です。
    メスの生殖器の大きさは、肛門と同じ程度のサイズです。
    オス同様、確認の際は慎重に、優しく行いましょう。

    避妊手術と去勢手術のタイミングは?

    猫を迎えるうえで知っておきたい事項として、避妊手術と去勢手術を施すタイミングが挙げられます。
    生後六か月頃の、初めての発情期を迎える前のタイミングがよいとされています。
    なぜなら、これらの手術を子猫に施すことで、生殖器に起因する病気を予防できるためです。
    なお、手術費用は地域や病院ごとに違うため、リサーチを事前にすることをおすすめします。

    成猫のオスとメスの見分け方

    成猫の場合、前項で紹介した方法以外にも、多くの観点から性別を見分ける方法が存在します。

    顔で見分ける

    オスは男性ホルモンの影響で、メスよりも顔が大きく育つ傾向にあります。
    ぽっちゃりとしたメス猫の場合も似たような顔つきとなるため、顔の大きさのみでの判別は困難です。
    そのため、前述した方法や、これから紹介する方法と組み合わせての判別がおすすめです。

    骨格で見分ける

    同じ母親から生まれた子猫でも、オスは大きく育ち、メスは全身がほっそりとしなやかに育つ傾向にあります。
    また、性別で体重に数kgの差が出ることもあり、オスの方が重くなる傾向です。

    行動で見分ける

    オスの場合、普段の行動範囲が広く、よく歩き回ります。
    去勢前はマーキングなどの行動が見受けられるでしょう。
    メスの場合、普段は穏やかに過ごすことを好む傾向にあります。
    発情期を迎えた際に大声で鳴いたり、マーキングを行ったりする行動が特徴です。
    発情期中に見られる行動は、去勢手術や避妊手術で治まることもあります。
    しかし、手術前の行動をおぼえていた場合、手術後も発情期特有の行動を見受けられる場合があります。

    猫の性別による違い

    ここからは、猫の性別によるさまざまな違いや特徴をご紹介します。
    性格やかかりやすい病気、毛色などに違いがあります。

    猫の性格

    オスは甘えん坊でやんちゃ、遊び好きな性格を持ち、縄張り意識が高い傾向にあります。
    メスはクールで警戒心が強く、慎重な性格を持ち、神経質な傾向にあります。
    オスとメスで性格の傾向が違うため、猫の性別や普段の行動から性格を読み取り、その猫に合う環境や触れ合いを提供してあげることが重要です。

    かかりやすい病気

    オスは精巣腫瘍や前立腺疾患、メスは子宮蓄膿症や乳腺腫瘍が、かかりやすい病気として挙げられます。
    前述の通り、オス・メスどちらも生殖器官に関する病気は、去勢手術や避妊手術で予防できます。
    妊娠や出産の予定が無い場合は、長く健康に過ごすためにも、手術を検討しましょう。

    毛色・模様

    白・黒・茶の三色の毛がまだらに生える三毛猫や、黒と茶色の二色の毛が入り混じったサビ猫は、その多くがメスです。
    オレンジや茶色っぽい毛並みで縞模様が存在する茶トラ猫は、オスが大半です。
    オスの三毛猫やメスの茶トラ猫が生まれる確率は極めて低いといえます。

    まとめ

    ここまで、猫のオス・メスの見分け方や、性別による特徴を紹介しました。
    一緒に過ごす猫のことをきちんと理解するためには、性別による違いや特徴の把握が大切です。
    猫が快適に過ごせるよう、個性に合った過ごし方をさせましょう。

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