【犬種辞典】ビションフリーゼ｜特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

真っ白な毛とコロンとした丸い体型が魅力のビションフリーゼ。
その愛らしい見た目からペットとして人気があり、これから迎え入れたいとお考えの方もいるでしょう。
そこで今回は、ビションフリーゼの基本情報や性格、飼い方のポイント、注意点をご紹介します。

ビションフリーゼの基本情報　

今や日本でもお馴染みのビションフリーゼ。
ビションフリーゼがどのように生まれ、どのような歴史を辿ってきたかご存じでしょうか。
そこで最初に、ビションフリーゼのルーツについて、平均的なサイズや寿命・毛色などの基本情報と共にご紹介します。

ビションフリーゼのルーツ・歴史　

ビションフリーゼは、スペインのカナリア諸島にあるテネリフェ島の土着犬だったといわれています。
当初はスペインのカナリア諸島を中心にスペインで飼われていましたが、14世紀頃になるとイタリアに持ち込まれ、貴婦人たちの間で流行しました。
その結果、ビションフリーゼはスペイン以外の国にも知られるようになり、その愛らしい見た目から日本でも徐々に人気を獲得して行ったのです。

ビションフリーゼのサイズ・体重・寿命　

成犬のビションフリーゼの平均的な体高は25～29cm、体重は5～6kg前後です。
このサイズは小型犬に分類されます。
体のバランスは胴長短足体型で、全身を真っ白な毛に覆われていることから体重より大きく見えることもあります。
平均寿命は13～16年前後で、他の小型犬と比較しても平均的です。

ビションフリーゼの毛色　

ビションフリーゼの毛色として認められている色は純白のみです。
真っ白で綺麗な毛が高級感を醸し出しています。
被毛はカールした粗めのオーバーコートと、短くやわらかなアンダーコートのダブルコートです。
ふわふわとした見た目とは裏腹に、触るとしっかりとボリュームがあります。
ダブルコートであるため、特に換毛期はこまめなブラッシングが必要です。

ビションフリーゼの子犬値段相場　

子犬の平均価格は30万円～と、小型犬としては若干高めです。
ペットショップやブリーダーごとに価格の差はありますが、価格が変動する要素として血統書の有無や性別があります。
チワワやトイプードルなどと比較すると、ペットショップで取り扱っている数は多くありません。

ビションフリーゼの性格　

陽気で明るく、フレンドリーな性格です。
協調性があり、初対面の人やほかの犬とも親しくできます。
しつけやトレーニングで信頼関係を築き、他の人や犬と触れ合う際は飼い主がコントロールできるようにしておきましょう。

ビションフリーゼの飼い方のポイント　　

ビションフリーゼは飼い主に従順で賢く、しつけがしやすい犬種といわれています。
そのため、初めて犬を飼う方でも飼いやすいでしょう。
ビションフリーゼを飼うためには散歩時間をしっかりと確保する必要があります。
小型犬としては体力があるため、散歩は1日2回それぞれ15～30分ほどを目安に歩かせましょう。

ビションフリーゼを飼う際の注意点　

ビションフリーゼの白い被毛は、密集して生え揃っています。
放置しておくと毛玉になりやすいため、月に1回はカットをしましょう。
自分でカットする方もいますが、ビションフリーゼの特徴でもある丸みのある姿にする場合はプロに依頼した方がよいでしょう。
ハサミによる怪我の恐れもあるため、自信がない場合はサロンに連れて行きましょう。
また、暑さが苦手なため夏場は過ごしやすい適性温度を保つようにしましょう。
エアコンを付けておくことはもちろん、冷感グッズを活用することもおすすめです。

まとめ

真っ白な毛で覆われており、愛嬌のある顔立ちが特徴のビションフリーゼ。
小型犬ではありますが、運動が大好きでお散歩は1日2回各15〜30分ほどする必要があります。
初心者でも飼いやすいため、ビションフリーゼの特徴や性格を理解した上で、迎え入れるかを慎重に判断しましょう。