【犬種辞典】ドーベルマン｜特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

引き締まった体と凛とした顔立ちが特徴的なドーベルマン。
「かっこよい」「怖い」などのイメージを持たれますが、甘え上手な一面もあります。
今回は、ドーベルマンの性格や飼い方のポイントについて、基本情報や注意点と共にご紹介します。

ドーベルマンの基本情報　

ドーベルマンを番犬として迎え入れたいとお考えの方もいるでしょう。
最初はドーベルマンの基本情報について、ドーベルマンのルーツ・歴史と共にご紹介します。

ドーベルマンのルーツ・歴史　

ドーベルマンは、誕生が比較的最近の犬種です。
19世紀にドイツのフリードリッヒ・ルイス・ドーベルマンによって、生み出されたとされています。
生み出したドーベルマン氏から名前を取り、「ドーベルマン」で犬種登録されました。
訓練性能と運動神経が高いため、当時から警察犬や軍用犬として活躍しており、現在でもその賢さから警察犬として活躍しています。

ドーベルマンのサイズ・体重・寿命　

ドーベルマンの平均的な体高はオスが68～72cm、メスが63～68cmです。
平均体重はオスが約40～45kg、メスが約32～35kgであり、中型犬〜大型犬に分類されます。
子犬の頃は丸みのある体型をしていますが、大人になるにつれてスマートになります。
平均寿命はおよそ11～15歳であり、他の犬種と比べても平均的です。

ドーベルマンの毛色　

毛色はブラックとブラウンの2種類が認められています。
被毛はシングルコートで、毛質はしっかりとしていて滑らかな毛並みが特徴的です。
短毛種でも特に短毛であり、ブラッシングをしっかりと行うよりは、マッサージのように全身をとく程度で十分です。

ドーベルマンの子犬値段相場　

ドーベルマンの子犬の値段相場はおよそ15〜30万円です。
中型犬〜大型犬の他の犬種と比べても大きな差はありません。
譲り受ける店舗やブリーダーに応じて違いますが、比較的平均的な価格で飼えるでしょう。
価格が変わる要素としては、血統や性別が挙げられます。性別についてはオスよりメスの方が高い傾向にあり、血統次第では30万円を超える場合もあります。

ドーベルマンの性格　

つやのある毛と引き締まった体、ピンと立った耳の見た目のため、怖いイメージを持たれることも多いドーベルマン。
その性格はとても穏やかかつ知的で好奇心旺盛です。
また、凛々しい見た目とは裏腹に飼い主や家族への愛情や忠誠心が強く、甘えん坊な一面もあります。
警察犬や軍事犬にもなるほど賢く、しつけやトレーニングも比較的容易にできます。
体が大きく力も強いため、子犬のうちからしっかりと主従関係を築いておくことが大切です。

ドーベルマンの飼い方のポイント　

運動が大好きで体の大きいドーベルマンは多くの運動が必要です。
散歩は1日2回、1回あたり1時間以上が目安です。
散歩時間が短すぎると筋力の低下だけではなく、運動不足によるストレスを感じます。
ドーベルマンを飼いたいとお考えの場合は、散歩の時間を確保できるか判断する必要があるでしょう。
また、短毛のため被毛のお手入れは比較的簡単です。軽くブラッシングをして抜け毛を取り除きましょう。

ドーベルマンを飼う際の注意点　　

警戒心が強く防衛意識も強いため、知らない人に対して攻撃的になることがあります。
そのため、子犬のうちからトレーニングをしっかりと行う必要があります。
思わぬトラブルを防ぐためにも、飼い主がコントロールできるようにしつけをしましょう。
また、運動不足になると欲求不満などのストレスで、破壊行動や指示に従わないなどの不満表明を行うことがあります。
なるべくストレスを溜め込まないように、散歩を十分にしたりコミュニケーションの時間を確保したりするなどの工夫が必要です。

まとめ

スマートな見た目と甘えん坊な性格のギャップも魅力のドーベルマン。
運動が大好きであり、散歩の時間をしっかりと確保してストレス発散をさせてあげることが大切です。
ご紹介した飼い方のポイントや注意点、性格を把握した上で、ドーベルマンを迎え入れるか判断しましょう。