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2024.06.06
【犬種辞典】セントバーナード|特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説
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「アルプスの少女ハイジ」に出てくる犬種として知られているセントバーナード。
映画「ベートーベン」にも出演しているため、日本でも有名な犬種です。
名前は知っているものの、具体的な性格や特徴は知らない方も多いでしょう。
そこで今回は、セントバーナードの性格や飼い方のポイント、注意点をご紹介します。
セントバーナードの基本情報
セントバーナードはどのように誕生し、どのような歴史を辿って現代に至るのでしょうか。まずは、セントバーナードのルーツ・歴史を解説しながら、体重や平均寿命、毛色などの基本情報をご紹介します。
セントバーナードのルーツ・歴史
セントバーナードは、2世紀頃にローマ帝国の軍用犬としてスイスに持ち込まれた、モロシア犬が祖先といわれています。
その後、スイスとイタリアの国境にある僧院「聖ベルナール」にて飼育され、17世紀頃から救護犬として活躍します。
「アルプスの少女ハイジ」に登場してからは、日本でも有名な犬種の一つとなりました。
セントバーナードのサイズ・体重・寿命
セントバーナードの一般的な体高は、オス70cm〜90cm、メス65cm〜80cmです。
体重はオス・メス共に50〜90kg程度で、100kgを超えることもあります。
平均的な寿命は8〜10年で、大型犬ではやや短命です。
ストレスなく健康に過ごせれば、10年以上生きることもあります。
セントバーナードの毛色
「アルプスの少女ハイジ」のイメージで、白地に赤味がかったブラウンのまだらや、ブランケット(胴体を覆うような大きな模様)の毛色をイメージする方も多いでしょう。
他にも茶色味を帯びたイエローのまだらやブランケットの毛色もあります。
また、被毛は短毛種と長毛種の2種類で、下毛と上毛の厚いダブルコートに覆われています。
セントバーナードの子犬値段相場
セントバーナードの子犬の平均的な価格は30万円です。
購入するペットショップやブリーダーに応じて価格が変わるほか、オスよりもメスが高額になるケースが多い傾向があります。
セントバーナードの性格
非常に温和でのんびりとした性格です。
大人しく、暴れたり他の人や犬を威嚇したりすることは滅多にありません。
また、自分で考える力があり、責任感が強く与えられた役割を果たそうとします。
このような性格から比較的飼いやすい犬種ではありますが、体が大きいためしっかりとしつけをしておく必要があります。
子犬のうちから主従関係をしっかりと築き、飼い主がコントロールできるようにしておきましょう。
セントバーナードの飼い方のポイント
セントバーナードの被毛は、ショート・ロングともに下毛のあるダブルコートです。
そのため、日々のブラッシングが欠かせず、換毛期は大量に抜け毛があるため週に2〜3回はブラッシングを行うようにします。
また、セントバーナードの特徴でもあるよだれは、一年を通してたっぷりと垂れ流します。
喉から胸にかけてよく拭いて、常に清潔な状態を維持しましょう。
セントバーナードを飼う際の注意点
セントバーナードは寒い国で生まれ育った犬です。
そのため暑さには弱く、日本の高温多湿の気候では十分な暑さ対策が必要です。
エアコンや冷感グッズを活用して、熱中症に気を付けましょう。
また、運動不足になると太って関節に負担をかけてしまいます。
体が大きいため日々十分な運動を意識し、散歩は1日1時間以上しっかりと行うことが大切です。
まとめ
優しい顔つきの通り、穏やかで落ち着きのあるセントバーナードは飼いやすい犬種です。
しかし、大型犬であることから力が強く、コントロールできないと飼い主や他人を怪我させてしまう危険があります。
しっかりとしつけをできるか、散歩の時間を確保できるかなどを考慮した上で迎え入れましょう。
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