【犬種辞典】スコティッシュテリア｜特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

一際長い毛とピンと立った耳が特徴的なスコティッシュテリア。
上品な見た目のスコティッシュテリアは、日本でもペットとして人気があります。
今回は、スコティッシュテリアの性格や飼い方のポイント、注意点についてご紹介します。

スコティッシュテリアの基本情報　

現在の日本では、ペットとして親しまれているスコティッシュテリア。
スコティッシュテリアは猟犬だったことをご存じでしょうか。
意外と知らないスコティッシュテリアの歴史について、サイズや平均寿命、毛色などの基本情報と共にご紹介します。

スコティッシュテリアのルーツ・歴史　

スコティッシュテリア誕生の歴史にはさまざまな説があり、スコットランド土着の犬がルーツと考えられています。
当時はアナグマやカワウソ、キツネ、イタチなどの猟犬として飼育されていました。
第二次世界大戦後にアメリカのルーズベルト大統領が飼育したことで一躍有名になり、現在では世界中で人気の犬種として知られています。

スコティッシュテリアのサイズ・体重・寿命　

スコティッシュテリアのサイズは体高25.4〜28cm、体重8.6〜10.4kgで小型犬に分類されます。
アナグマ猟で使われていたこともあり、土中に潜ることに適した体型であり、ガッチリとした体格も特徴です。
平均寿命は12〜15歳と、小型犬としては平均的といえます。
ストレスなく健康に過ごせれば、15年以上生きることも少なくありません。

スコティッシュテリアの毛色　

被毛の色はブラック、小麦色のようなウィートン、ブラックとウィートンの混じったブリンドルの3色が認められています。
また、毛質は粗くかたい上毛と、短くてやわらかい下毛をもつダブルコートです。
上毛は特に絡まりやすいため、日々ブラッシングをして毛玉ができないように注意しましょう。
胸元やおなか、お尻まわりなどは「スカート」と呼ばれる長い被毛は、スコティッシュテリアならではです。

スコティッシュテリアの子犬値段相場　

スコティッシュテリアの子犬の値段相場は約15〜35万円前後です。
販売されている店舗やブリーダーに応じて価格が変わるほか、オスと比べてメスの方が高く販売される傾向にあります。

スコティッシュテリアの性格　

活発で元気なスコティッシュテリアは、運動が大好きです。
普段から十分にお散歩をすることで、運動不足やストレス解消につながります。
また、負けん気が強くてプライドは高く、かつ頑固で勇敢な性格で、典型的なテリア気質です。
人間に対しては友好的で、突然吠えだすことはあまりありません。
ただし、相手が犬だと本来の負けん気の強さが出て吠えかかることもあるため、他の犬と触れ合う際は様子を観察して危険な場合は近付かないようにしましょう。

スコティッシュテリアの飼い方のポイント　

頑固で独立心が強いため、しつけには忍耐が必要です。
上手にできたらおやつを与えるなどの工夫をして、辛抱強くしつけをします。
また、見た目よりはるかに活発で体力があるため、1日30分以上の散歩をすることも大切です。
運動不足はストレスとなるため、しっかりとお散歩の時間を確保できるかを考慮した上で飼いましょう。

スコティッシュテリアを飼う際の注意点　

人間に対してはフレンドリーな反面、他の犬に対しては負けん気が強く、喧嘩しがちな面があります。
そのため、ドッグランでは他の犬とトラブルにならないよう気を付けることが大切です。
また、スコティッシュテリアは発症しやすい病気が多いため、日頃から体を触ってしこりができていないか、皮膚の状態は正常かなどをチェックしましょう。

まとめ

スカートと呼ばれる長い被毛が特徴のスコティッシュテリア。
人間に対してはフレンドリーで、知らない人ともすぐに仲良くなれます。
小型犬ではあるものの、運動が大好きで毎日30分以上の運動が必要です。
性格や特徴を理解した上で、スコティッシュテリアとの生活を検討しましょう。