【犬種辞典】シェパード｜特徴・性格・飼い方のポイント・注意点を解説

シェパードは非常に賢いことから番犬として飼っている方も少なくありません。
今回は、シェパードを飼うことを検討中の方向けに、シェパードの性格や飼い方のポイントについて、基本情報や注意点とともにご紹介します。

シェパードの基本情報　

シェパードは大型犬として認識されていますが、実際にはどの程度のサイズか把握することが大切です。
まずは、シェパードの基本情報をご紹介します。

シェパードのルーツ・歴史　

シェパードの起源は、19世紀後半にドイツ中部や南部の牧羊犬として誕生したとされています。比較的最近になって誕生した犬種ではありますが、日本では警察犬として高い認知を誇る人気犬種です。
また、牧羊犬として誕生したシェパードは、第一次世界大戦がはじまると軍用犬として使われるようになりました。時代に合わせて人々が求める役割をこなしてきたことからも、その賢さがうかがい知れます。

シェパードのサイズ・体重・寿命　　

シェパードは大型犬であり、サイズはオスが60〜65cm、メスが55〜60cmです。
オスの方がメスより一回り大きいサイズのため、体重はオス30〜40kg、メス22〜32kg程度です。
寿命は10〜12年ほどであり、大型犬としては平均的といえます。

シェパードの毛色　

シェパードの毛色は豊富な種類があり、全身が黒のオールブラックやこげ茶色から明るい茶色、イエロー、明るいグレーなどが認められています。
被毛はダブルコートで、オーバーコートは硬い直毛です。
ダブルコートであることから抜け毛が多く、日々のブラッシングで毛玉を防いだり抜け毛対策したりする必要があります。

シェパードの子犬値段相場　

子犬の値段相場は、ペットショップから購入するのか、ブリーダーから直接譲り受けるのかに応じて変わります。
ペットショップで購入する場合だと40万円～が相場です。
一方でブリーダーから直接譲り受ける場合は、一般的な「ブラック＆タン」なら30万円前後、「ホワイト」なら40万円前後が相場です。
毛色で値段が変わることが多いほか、オスよりメスの方が高い傾向にあります。

シェパードの性格　　

シェパードは飼い主に忠実で、指示をよく聞くとても賢い犬種です。
しつけやトレーニングも集中して取り組むことができ、すぐに覚えることも少なくありません。
しつけをしやすい点では初心者の方でも飼いやすいですが、頑固な一面もあることから舐められると飼い主のいうことを聞かなくなります。
また、警戒心は強く、大変落ち着きのある犬種でもあります。
番犬としてもしっかりと役割を果たしてくれるでしょう。
非常に賢く飼い主に忠実、かつ落ち着きがあるという性格から、日本では警察犬としても活躍しています。

シェパードの飼い方のポイント　　

体が大きく活動的なため、散歩などの運動時間をきちんと確保することが大切です。
朝夕の2回、それぞれ1時間ずつお散歩できることが理想ですが、毎日2回お散歩することが難しい場合は、最低でも1日1回1時間のお散歩をしましょう。
また、頭を使う遊びが大好きなため、体と頭を同時に使う遊びを取り入れることもおすすめです。
におい当てゲームをしたり、創作ゲームをして一緒に遊んであげましょう。

シェパードを飼う際の注意点　

寒さに強く夏の暑さは苦手な犬種であることから、特に夏場の室内は温度と湿度に注意して涼しく過ごせるようにしましょう。
また、短毛のダブルコートのため、抜け毛は多く、普段からのブラッシングが大切です。
最低でも週に1回、換毛期には2日に1回を目安にブラッシングを行いましょう。

まとめ

非常に賢く飼い主に忠実なシェパード。
しつけやトレーニングをしやすい犬種ではありますが、大型犬で運動が大好きであることから、散歩の時間はしっかりと確保することが大切です。
きちんとしつけやトレーニングができるか、お散歩の時間をしっかりと確保できるかなどを考慮し、シェパードを迎え入れるのかを判断しましょう。